TOO BEAUTIFUL FOR WORDS

天海祐希さんが大好きすぎて、ブログはじめました。 と言いつつ、時々観劇の感激も。

妄想髑髏~あまみさん編~ その2

〜あらすじ(月髑髏編)・続き〜

再会した蘭とりんどうは、りんどうの提案で全く新しい人生を始めることにする。2人の故郷は壊滅状態にあり、帰る場所はなかったのである。

抜け殻状態で、女性の姿に戻りたがらない蘭に、りんどうは新しい名前を提案する。生きるため、遊女・極楽太夫となることを決意したりんどうは、蘭兵衞となった蘭と共に遊郭を作ることにする。必死に生き抜こうとするりんどうを見て、蘭も新しい人生を、いつも弱者にならざるをえない女性を守ることに費やしたいと考えるようになり、生き残った雑賀の女性をはじめとする行き場のない女性を集めるようになる。

このような蘭の想いから、遊女が客を選ぶ新しい遊郭・無界屋がここに誕生した。

男装のまま暮らす蘭は、りんどう以外の女の前にはあまり姿を見せなかったが、無界屋の女を守るため、もめごとがあれば駆けつけ仲裁した。時には信長の元で磨いた剣術を使うこともあった。

 

捨之介と名を変えた地の男が現れたのは、突然だった。捨之介はすぐに蘭兵衞と名乗る男がかつての森蘭丸であることに気付いたが、蘭が女性であることには気づいていないようだった。

捨之介は天魔王と名乗る髑髏城の城主は人の男ではないかという。

ここに因縁の三人が再び相見えることとなる。

天魔王は、蘭が女性であり信長に寵愛されていたことを知っており、愛する殿の夢を叶えようと蘭に迫る。

蘭は夢見酒の毒のせいで、天魔王に信長を重ね、天魔王の話に乗ってしまう。

 

天魔王を倒すため、捨之介とりんどうをはじめとする七人は髑髏城に乗り込むことを決意する。

 

夢見酒のせいで天魔王に操られた蘭はりんどうと対峙する。「あんなに一緒に頑張ってきたのに、信長が死んでも生きてきたのに、あんなに弱い人々を守ってきたのに、なぜ…」りんどうは泣きながら蘭に雑賀の鉄砲を向けるのだった。

 

〜終わり(この後の流れは従来通り)〜

 

はい、どうですかこのあまみさん蘭兵衞を目立たせる設定は。我ながらよく考えたと思うのですが。

どうしても、なぜ天魔王が蘭兵衞に執着するのか、蘭兵衞が天魔王についてしまうのかしっくりこなかったのだけれど、この設定なら納得できそうじゃありませんか。男装ばれるだろという突っ込みはいけません。オルフェウスの窓だってばれないじゃん。極楽太夫の蘭兵衞への愛は、ものすごく強い友情というか愛情ということで。こんなに心配していろいろ面倒見てきたのに、一緒に頑張ってきたのにめめっちいこと言うのかよ!、という失望と怒りと悲しみと、そしてそこまで狂うほど愛する人が蘭にいたという事実への嫉妬と、壊れるしかなかった哀しい蘭への憐れみと、これほどの苦痛をもはや絶ってあげたいという(もしかしたら自分勝手かもしれない?)優しさ。これらをひっくるめて極楽太夫は蘭兵衞に弾を浴びせるのです…。

 

中島かずきさん!どうか!この設定で月髑髏を!あまみさんご出演を!お願いいたします!!!

 

これにて長きにわたる妄想髑髏(月髑髏編)終了。