TOO BEAUTIFUL FOR WORDS

天海祐希さんが大好きすぎて、ブログはじめました。 と言いつつ、時々観劇の感激も。

ヒロロス悪化中

 

猛烈なヒロさんロス。

 

偽装の夫婦最終回は、本当にちょっとどうかと思う結末だった。見ていて思わず椅子から立ち上がって地団駄ふんでしまったほど。前に書いたように突っ込みどころはたくさんあるし、納得できないところが多いし、主人公への感情移入がしづらい回だった。放送後はもやもやしてしまって夜は全然眠れなかった。

 

でも、これだけもやもやするってことは、興味があって期待していた証拠なんだよね。

 

2013年のドラマ「結婚しない」は全然面白いと思えなくて、話はどうでもよくなっちゃって、ただただあまみさんの映像をみるために視聴していたのだった。最後も唐突に教授とくっついてしまって驚愕したけれど、特にストーリーに思い入れはなかったから、「ふーん」と思って終わりだった。特にもやもやしなかったし、しょせんドラマだしと思っていたから、不自然か否かなんて気にしなかったのだ。

 

どうしてこんなに偽装の夫婦でイライラしているのかといえば、実際の展開にイライラするくらい、「こうなってほしい」という自分なりの希望があって、そういうことを考えるくらい、このドラマに強い思い入れがあったということなのだ。何と言ってもあまみさんが演じたヒロさんへの思い入れ、これに尽きる。

これまで見たことのなかった、かわいいあまみさんをたくさん見ることができたのは、本当に幸せだった…。今まであまみさんの作品をみて「かっこいい」と思ったことはあっても「かわいい」とはあまり思わなかった。そういう風に思わせる役柄が少なかったからだと思う。もちろん、バラエティに出ているあまみさんはかわいいとしか言いようがないけどね!笑

 でも今回は、少女のまま大人(しかも結構いい年した大人)になってしまったが故に初々しい純粋さをまだ保持しているという奇跡の人(←)を、こんなにも痛々しく可憐に演じていて、自然に「かわいい」と言ってしまったよね。言い出したらきりがないくらい、細かいしぐさとか表情がピュアなヒロさんという感じで、もう何回かわいいと言ったことでしょう。この、いい年した大人なのに「かわいい」と言わせてしまう凄さに加えて、「泣き」の演技が圧巻だった。こんなことを言うのは失礼だということは百も承知で書くのだけれど、近年の映像作品では、あまみさんは、自分の持てる力とできる表現の中の80%くらいしか使っていなかったようにみえる。というよりも、そのくらいの範囲でできてしまう役柄が多かったようにみえる。「仕事のできる強く自立した女性(彼氏なし)」という役柄が多かったから。ああ、またいつものパターンね、カッコいいのはわかってるけど、やっぱり見ちゃうよね、というような役柄。もちろんあまみさんがすごいのは知っているのだけれど、ちょっと新鮮味に欠けていたわけ。でも、今回、7話のこらえきれずにぐしゃぐしゃになって泣く場面、8話の怒りと驚きと後悔と感謝が入り混じって子どものように泣く場面、最終回のどうしたらいいかわからなくて泣いてしまう人としての弱さが表れた場面をみて、改めてあまみさんの凄さに打ちのめされた。それぞれ泣き方が全然違うのに、それぞれがすべて自然。こういうとき、こう泣くよね!と思わせてしまう凄さ。やっぱり、スターなんだ、この人は。

 

だから何が言いたいかっていうと、別に結論なんてないし、若輩者のくせにあまみさんの演技に対してエラそうなこと言ってなんだよってかんじなんですが、要するに偽装の夫婦があまみさんの凄さを改めて知らしめてくれたことは揺るがぬ事実だということ。

麗しの白無垢、ウェディングドレス、カラードレス姿を見せてくれたのも嬉しかった。9話と最終回のヒロは好きじゃないけれど、あのあまみさんのビジュアルはめちゃくちゃ好みだった。う、うるわしすぎて発狂しそうだった。

 

あまみさんの凄さ、みんなわかったでしょう。かわいい役もできるんですよ!誰かどこかの偉い方、可憐なあまみさんがキュンキュンする大人なラブストーリーを作ってくれませんかね…!!

 

沢村さんは初めて見たけれど、すごくステキな俳優さんだとわかったし、保くんは「八重の桜」の三郎だと思ってたけれどこれからはちゃんと俳優さんとして応援したいと思ったし、内田有紀さんのウルウルっぷりときたら、もう。美しい。

みなさん、2ヶ月ちょっと睡眠不足の水曜日をありがとうございました!

 

あまみさん!!!!本当に本当におつかれさまでした!!大好きですうううううう!!!!!!!!!!

 

 内容とはあんまり関係ないのだけれど、ヒロが富山から帰ってきて図書館の前で超治と別れる時「アディオス」と言ってたのがツボ。思わず「あまみさんがアディオスって言った!」って叫んでしまった。だって、ねえ!アンヌ様かよ!みたいな。笑 あとで調べたらスペイン語でさようならは色々な言い方があって、アディオスはしばらく会えない人に言うとか書いてあって、意味深だなあと思った。ヒロはあの時点では超治と距離を置くことを暗に示したのかな、とか。ともかくアディオスというあまみさん、素敵でした。