TOO BEAUTIFUL FOR WORDS

天海祐希さんが大好きすぎて、ブログはじめました。 と言いつつ、時々観劇の感激も。

激レアあまみさんトークショー「etc.」1

なんと、あまみさんがわたしの大学にいらしていたという衝撃の事実。

図書館の蔵書検索システムで「天海祐希」と検索したら、映像資料で「etc.」というのが出てきてなにこれ知らないと思ったら、1998年にあまみさんが大学の講堂でトークショーをおやりになったときの映像だった。しかも8mmビデオカセット

昨日、ようやく図書館の映像視聴ルームでこれを見てきたので、記憶の鮮やかなうちに書いておく。一字一句あまみさんの言葉通りではないけれど、大体の内容を。

 

天海祐希「etc.」演劇博物館70周年記念ワセダ・カルチャートーク'98(1998.5.11)

 

講堂の檀上で、偉い先生からあまみさんの紹介があり、その後あまみさんと対談相手の中村氏(演劇評論家)が登場。客席「きゃーーーーーー!!!!」わたしも心の中で(きゃーーーーー!!!!!!)

「今日はようこそお越しくださいました。天海祐希です。」

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写真は撮れないので、拙いおえかきでご勘弁。黒くてだぼっとした不思議なスーツ?にローファーのようなお靴。髪は肩くらいの長さでやたらレイヤー入ってて不思議な髪型。(要するにあまみさんだから似合うけれど、普通じゃとても着こなせないお洋服とヘアスタイル。)前髪の分け目が最近と逆!新鮮。

・なぜ宝塚に?

ウエストサイド物語をみて、トニーの歌う「マリア」を、なぜかトニーとして歌いたかった。でも女の人がトニーやらないよなと思っていたら、中学の先生に宝塚をすすめられて、ここだったらできるかもと思った。ウエストサイドはできなかったんですけど、やめたらなんといまやってるんですよね!客席、笑。

・男役をやる気持ちはどうか

男の人も女の人も喜怒哀楽は一緒で、表現方法が違うだけ、そう思ってやっていた。大好きな俳優さんのカッコいいしぐさを真似したり。でもレット・バトラーは自分が思っていた男の人とは180度違う。どうしてここでそうするのか、とかわからなくて困った。知り合いの男優さんに聞いてみたら「そんなの俺だってわからないよ」といわれ「でも男の人だからちょっとはわかるんじゃないですか」と言ったら「わからないよ」といわれ、なーんだと安心した。それからは楽になった。雑誌のモデルさんのカッコいいポーズとかを切り抜いてストックしておいて、新しい役をやるときは、どれが使えるかなと思いながら参考にできそうな切り抜きを探していた。そういうのは楽しい。役作りが楽しいから役者をやるんじゃないかな。

・役作りについて

ロミオとジュリエット」をやることになったとき、あんなマッシュルームみたいなカツラ絶対いやだと思った。だからすんごい似合わないカツラ作ってもらったんですよ。客席、笑。髪を伸ばして、いきつけの美容院ですんごい似合わないカツラを3つくらい作ってもらった。演出の先生に「わたしカツラ似合わないんです」「髪も伸ばしたので地毛じゃだめですか、こんな風にセットできます」と言ったけれど反論の間もなくカツラつけろって言われた。ふりつけの先生の前でも同じことをいってカツラをかぶってみせたら「へ~ん!」と言われた。「ですよね、でも○○先生にはカツラつけろって言われたんです」というと「これはだめよ、私から先生に言っとくわ」と演出の先生に言ってくれて、「ふりつけの先生が言うなら」とカツラをつけなくてよくなった。やった!(ピース)と思った。結局地毛でやることになった。

 

その前にちょうど、盲腸の手術をした。先生が病室にきて「ばかやろう」っていうんですよ。「なんでこんなときに盲腸になるんだ」。あたしのせいじゃないのに…。手術した跡が痛いから、ジュリエットに手を伸ばすところで、反対の手を出していた。そうしたら初日の新聞に載ってしまった。「天海、復帰」って、おなかを押さえて反対の手を伸ばしている、ちょっといいですか。やおらマイクを置いて立ち上がり、右手を上に伸ばし左手をおなかにあてたポーズをとるあまみさん。こんなウルトラマンみたいな写真が載っちゃったんですよ。もうちょっといいのなかったのかなって。

中村氏「もうちょう(盲腸)っと、ね。」

あまみさん「(一瞬真顔で客席みつめる)んね、(舞台そでに向かって)座布団3枚お願いします!」客席、笑。

 

 

長くなるので続きはまた次回。