TOO BEAUTIFUL FOR WORDS

天海祐希さんが大好きすぎて、ブログはじめました。 と言いつつ、時々観劇の感激も。

きらきらひかる

偽装の夫婦の設定を最初に知ったとき、江國香織の『きらきらひかる』と似ていると思った。気になったから中学時代ぶりに読んでみた。世間体のためにゲイの睦月とアル中の笑子が結婚して、笑子は睦月のことが本当に好きになるんだけど、睦月には笑子公認の紺くんという恋人がいるというお話。設定だけみると、偽装の夫婦に似ている。

この小説だと、笑子は紺くんのことを人として好きで、だから睦月には紺くんと付き合い続けて欲しいと思っている。でも笑子は睦月を男性として好きになってしまうから苦しんでいて、紺くんもそんな笑子をみて苦しむ睦月をみて苦しむ。結局、紺くんが2人の側に引っ越してきたところで話は終わるのだけれど、結局君たちこれからどうするの?と思ってしまう。笑子の気持ちに気づいていそうな睦月はどうするの?とか笑子それでいいの?とかこの先が気になってしまう。


こういう場合、やっぱり気持ちを押し殺して一緒に住む笑子のような場合もあるけれど、ヒロさんと超治の場合、こんな風にもう一緒に暮らしてはいけないんだよなあとか考えてしまうよね。フィクションなのに。笑

次回予告で流れた、きっちりハーフアップでハキハキしたカジュアル口調のヒロさんは、あえて超治の前だからそういう演技してるんだよね?そうでなかったらいままでのヒロさんがどこかに行ってしまった気がしてファンとしては寂しいよう…。