TOO BEAUTIFUL FOR WORDS

天海祐希さんが大好きすぎて、ブログはじめました。 と言いつつ、時々観劇の感激も。

Legacy of SOMA

数日間日本を離れて、おそらく蒼真さまの故郷であろう大陸に旅行している間に、あまみさんがセイコー腕時計のイメージモデルに!!

<グランドセイコー>キャリア女性の腕に美しい日本の時計を。 18K仕様のレディスモデルによりラインアップ強化 ~ イメージキャラクターに天海祐希(あまみゆうき)さんを起用 ~|セイコーウオッチ株式会社

プレスリリースの写真ステキすぎじゃないですか??私、あまみさんがオールバックにして髪を結っているのがすごく好きなんだけど(それをひっつめポニーテールと呼んでおります)もうあふれるばかりの美しさ!!思わずため息ついてしまう。

150万円の腕時計ってどんな人が買うのよというツッコミは置いておいて。こういう優雅な広告は、あまみさんの気品あふれる美しさが堪能できるから、とても嬉しい。早くCMみたいなあ。

 

で、今回の本題。タイトルのLegacy of SOMAは蒼の乱の英語版題名なんですね。この前パソコンでDVDを観ていたとき、初めて知ったこのタイトル。見た瞬間、ほおと思った。legacyって単純に法的な「遺産」という意味でしか知らなかったから、直訳して「蒼真の遺産」てずいぶんまた邦題とイメージ違うなあと思ったの。DVDまだ2回しか観てないから、生舞台と合わせて3回観たわけだけれど、どちらかというと小次郎の「遺産」を蒼真が受け継いだという解釈をしていたから。

それで辞書で調べてみましたよ、早速。ジーニアスによれば「①(遺言によって譲られる)遺産」「②受け継がれたもの:名残、遺物」とありました。ロングマン英英でも調べたら「1 something that happens or exists as a result of things that happened at an earlier time」だって。なるほど。日本語で「蒼の乱」ていうとやっぱり「乱」という字自体が持つ激しさが全面に出て「戦乱」をイメージすると思うのね。題名がそうだから、戦いのシーンに注目すると思う。でもジーニアスの②とかロングマンの1の意味を考えると、蒼真が古の時代にやったことが、一時的とはいえ平和に繋がって、次の世代に受け継がれたという視点から観ることもできそう。一時的な反乱を歴史の中の点として見るのではなく、壮大なスケールで今につながる線の一部ととらえると、このタイトルに合点がゆく。英語のタイトルはきっと翻訳家がつけたのだろうけれど、制作者の意志を確認しないわけはないから、蒼の乱という作品を作った人には「蒼真から受け継がれた物語」というイメージがあったのでしょう。

そう考えると、また違う視点から楽しめそうです。また観なくちゃ。

あまみさんファン母娘あるある

わが母もあまみさん大好きなのです。わたしの影響も大いにあるけれど。

今日はそんな母娘のあまみさん大好きっぷりをご紹介。(誰に)

 

・あまみさんがCMをしているという、ただそれだけの理由で商品を買わせようとする娘と、買ってしまう母。キシリトールガムも、ルルアタックも、ストロングゼロも、化粧品も。(アスタブランは勧めたけれど高くて断念)

・あまみさんの広告を見るとメールで報告しあう。「電車であまみさんの広告みてしあわせ」とか「新宿にあまみさんの枕の大きなポスターがあった」とか「ハムのCMに天海さんでてた」とか。

・ことあるごとに「天海さん美しすぎる問題」について飽きずに語り合う。

・母の服を探していて、カッコいいけれど母には似合わない服を見ると「天海さんみたいな人だったらいいけどさー」という娘と、それに納得し諦める母。

・あまみさんが表紙の雑誌をみると買ってしまう母と買わせようとする娘。

・すごくステキだけれど一般人ではとても着こなせない服をみると「天海さんだったらステキだろうねえ」と言い合う。

・黒いガウチョパンツと白ブラウス、ベストをみると「天海さんみたいなやつ」という。

 

 

こんなかんじです。もう父もわかっていて、「今日テレビ見るから!」(普段わたしは全くテレビをみない)と宣言するとテレビ欄からあまみさんの名前のある番組名を探して「○○でしょ」というのですね。おのれナポレオン降板したときも、ニュースをみていた父に「あんたの好きな人出てるよ!」と叫ばれて何事かと思って飛んで行ったら、あまみさん降板のニュースだったのですね。

 

あまみさんを好きじゃない人っていないよね、と友達に言われてとても嬉しかったことがあります。本当にそのとおり。

新しいあまみさんの作品はやくみたいなあ。

 

妄想大河

ホームシックならぬあまみさんシックであります。

やっぱり昨年末は幸せすぎたんだわ。通し狂言東海道四谷怪談をみてからは、そのさみしい心が染様で満たされていたのだけれど、さすがにそろそろ染様効果も薄れてきて、本来そうなるはずであったあまみさんシックが重症化しているわけですね。

はようあまみさんの2016年情報を!!お願いします…!!!

 

さて、新年であることだし、大河ドラマについて語ろうと思う。

というのも、数日前のネットの記事で、「見てみたい大河ドラマ」的な特集に、あまみさんが卑弥呼でランクインしていて「ほほう」と思ったから。

数年前の朝日新聞(もしかしてもう10年前かもしれぬ)のお正月特別テレビ欄で、同じように見てみたい大河ドラマのランキングがあって、漫画家の里中満智子さんが持統天皇と回答していた。で、キャスティングとして柿本人麻呂天海祐希と言っていて光源氏のイメージかしらと思ったわけなんだけど、かなり見てみたいね、これ。中性的な美しさをもつ歌人。あまみさんが大河に出てくれたら1年間幸せに過ごせるのに…!!

利家とまつ」のときはお子ちゃまだったから見ていなかったんだよなあ。悔やまれるぜ。

今年の「真田丸」は三谷さん脚本だし、あまみさん出てくれないかなあと密かに期待していたのだけれど、ないよねえ。追加キャストで出てくれないかなあ。お市様とかどうよ。信長が吉田鋼太郎なら年齢的にもありじゃないかと思うのだけど…!!お市様は出てこないか。絶世の美女はあまみさんにぴったりだと思うのだけれど…。薄幸だし。

 

あまみさんが大河の主人公をやってくれたら、本当に毎日が楽しくなること間違いなしだよ。1年間毎週あまみさんを見られるなんてもう考えただけで嬉しくてにやけちゃう。

 

でも、なぜか大河ドラマの主人公って、男性の場合は40代の俳優さんもいるけれど、女性の場合、ほとんど20代な気がする。近年私が知っている限りでは、堺雅人福山雅治上川隆也は主演当時40代で内野聖陽は30代だけど、女性は松嶋菜々子から井上真央までみんな20代だ。なんだかここに女性は若くあるべきというような偏見を感じてしまうのはわたしがひねくれているからだろうか。若い時から晩年まで演じるのなら、その中間の30~40代が適していると思うのだけれど、なぜ女性はみんな若い人ばかり主演するのだろう。あまみさんなんてとても48歳にみえないばかりか、少女のような雰囲気さえ醸し出せるのだから、大河の主人公をやるのにぴったりだと思うの。

 

あまみさんの卑弥呼みてみたい。古代は資料がないからドラマにしにくいらしいけれど、なんとか創作してやってほしい。ちょっと蒼真みたいな感じで、自分が中心になってしまったことに苦悩しつつ、リーダーシップをとっていくみたいなお話求む!

あとは、推古天皇とかその辺の女性天皇はどうかしら。奈良時代とかって今と違って女性天皇も多かったみたいだし。奈良時代の衣装とか似合いそう。

時代が下るけど、平塚らいてうなんて斬新じゃないか。写真みてもなんとなくあまみさんと雰囲気似てるし。あまみさんのきもの姿が見たいのよね。男性社会の中で女性の権利を求めて奮闘するあまみさん。どなたか脚本家の方お願いします…!!!

 

あまみさーん恋しいよう…!!!!

ジパングパーーーーンク

あけましておめでとうございます。

2015年は、怒涛のあまみさんイヤーだった。就活中も、あまみさん情報を見ては生きる糧にしてきたし、秋なんてあまみさん主演ラッシュで、こんなに幸せでいいのだろうかと不安にさえなった。10年間あまみさんファンだけれど、こんなにいてもたってもいられないほど好きで好きでたまらなくなってしまったのは、「偽装の夫婦」がきっかけだった。あまみさんファンとしては本当にうれしい1年でありました。

今年もあまみさんには元気でお仕事をして頂きたい。舞台やってくれないだろうか。年を経るごとにますます美しくなっていくあまみさん。社会人になって心がきっとすさむと思うけれど、あまみさんを見られると思えば頑張って生きていけると思う。

今年もあまみさんにとって素敵な1年になりますように。

 

 

さてさて、年末に東劇でやっていたゲキ×シネにいってまいりましたよ。初★ひとり映画。まずは「五右衛門ロック」。バラサムを理解するには五右衛門シリーズを観ておかないとと思った次第。高田聖子さんがおいしい役だったから嬉しかったし、森山未来が体力と身体能力を持て余しているのが面白かった。タップダンスがもう、ね。かっこよすぎ~!!!あの場面ぜったい森山未来にタップダンスさせるためだけにつくった場面だと思う。初めてひとりで映画館に行ったけれど、全然さみしくなかったどころかとても楽しめた。大人になったもんだぜ。

バラサムはゲキ×シネ2回観てるしDVDも何十回も観ているので、さすがにいかなかったよ。大画面であまみさんを観たいとは思ったけれど。

で、「ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ」。アンヌ様が映像出演なさっていると姉から聞いていたから、ずっと見たかったの。姉はこれを生で観ていて、「天海さんがでてきたよ!」とメールをしてくれたんだよね。そのときからずっと気になっていて、今回ようやく念願かなったわけでござる。

とりあえず、シャルルの扱いがひどすぎて笑った。笑いこらえるの必死だったもの。隣のお姉さんも笑ってたし。シャルルは王子なのにあんなにうろうろしていていいのか。しかも手紙もボスコーニュからというわけではなくてアンヌからなのに。自国でなく隣国の封書を自ら届ける王子って。笑 アンヌ様が出たときは思わず「わあ~♡」と言って祈るように手を組んでしまった。アンヌ様は普段もあのような恰好をなさるのね。本当は海賊ルックが一番好きなんだけどね、女王様だもんね。結構重要な情報を五右衛門に伝達しているじゃあないですか。重要キャラだよ!去り際にシャルルにビーム攻撃した後の笑顔が本当に輝くような上品な表情で、もうステキすぎてプルプルしてしまった。

シャルルは本当にアンヌ様大好きでいてくれて、アンヌ様ファンとしては非常にうれしい。(何様) アンヌが口をつけたワイングラスをこっそり持ってきたとか、もう笑うからやめて。「強くて大きくてアンヌみたい」だからってワシにアンヌって名前つけるとか。アンヌ様の映像がなくても、シャルルがキラキラした瞳でアンヌ様について語ってくれると、そこに確かにアンヌ様が存在していることがわかるから、本当にうれしいし、お芝居の楽しいところだなあと思う。

 

というわけでひとりゲキ×シネを堪能した年末でありました。

「とんねるずのみなさんのおかげでした」のあまみさん

昨日は「通し狂言 東海道四谷怪談」を観て、あまりに興奮してしまったために、せっかくの気持ちをなるべくそのままにしておこうと思って、あまみさんの「とんねるず」は録画しておいてすぐに見なかった。だって、染様が…染様が…。阿修羅城の瞳にも関係することだし、あまみさんにつながりということで、(このブログはあまみさんについて語るつもりだったのだけれど)今度例外的に歌舞伎について書いてしまうかも。だって、あまりにすごかったんだもの。

 

というわけで、いま録画を見たのでした。あまみさんは「2億4千万のものまねメドレー」コーナーにご出演。

あまみさんの恰好がヒロさんすぎてびっくりしてしまった。髪形もグレーのセーターも9話以降のヒロさんそのままじゃないか!ってもともとヒロさんはあまみさんなのだけれど。ダメージデニムにもびっくり。笑

 

審査員だからしょうがないけれど、もう少しあまみさんのコメントとか見たかったなあ。楽しそうに笑うあまみさんを見ることができればわたしも幸せだけれど、幸せだと欲が出てくるよね。笑 最後のしめくらい、ゲスト審査員として感想聞いてくれてもよかったのに。ものまねを面白いと思えないわたしはひねくれているのだろうか…。マネものは結構笑えたのになあ。マネものの方があまみさんがコメントしているところがよく映るし、マネものまたやってくれないかな~。

 

それにしても、笑う姿があんなにチャーミングな48歳っているのだろうか。ちょっとしたしぐさが本当に上品でかわいい。年々かわいくなっていくってどういうこと!?余裕が出てきて雰囲気が丸くなるというのはあると思うけれど、しぐさだけでなく見た目もかわいくなっていくってちょっと信じられない。

 

来年もたくさんあまみさんが見られますように…♡

激レアあまみさんトークショー「etc.」2

前回の続き。

天海祐希「etc.」演劇博物館70周年記念ワセダ・カルチャートーク'98(1998.5.11)

 

・宝塚の成功談や失敗談は?

知能犯だから、さっきのカツラのような小細工はたくさんした。正面から嫌だといってもだめだから、できるだけ周りから攻めていく。レット・バトラーはこんなきれいな白の上下で戦争いくかよっていうようなピシッとした格好で戦争にいくんですよ。トップさんはきれいにしていないといけないから。だから、出てくる前に前髪を崩しておいて、振り向いたときにパラっと一筋前髪が垂れるようにしておいた。うまくいくと「よっしゃ、今日もうまくいった」と思った。あとはネクタイピンを外して胸元が少し見えるようにしたり。自分だけしか気づいていないだろうけど、そういうことはたくさんあった。

・天海さんにとって芝居とは?

ストレス解消であり、趣味であり、お仕事であり、情熱を傾けられること。もしこれがなかったらだらけると思う。

・映画はどうですか

舞台では遠くのお客さんにもわかるようにしないといけないから、芝居が大きくなる。でもカメラは微妙なニュアンスも拾ってくれるから、演技の幅が広がった気がして嬉しかった。舞台をやっていてよかったことは85%。残りは、時に邪魔になることもある。

「必殺!三味線屋勇次」という映画をやっている。かわいい町娘なんですよ。客席、笑。でもね、相手が阿部寛さんだから大丈夫なんです。あたしがどんなに大きくなっても。「残侠」では賭博師。衣装を着てみたら倒れんばかりに似合いすぎてどうしようかと思った。客席、笑。

・これからどういう女優さんになりたいですか

女優さんというとおこがましいから「お芝居する人」と呼んでいる。いろんな可能性を持った素材になりたい。よくしゃべるから情報番組とか出てくださいとお誘いもあった。でもそうすると、コミカルな役はいっぱい来るかもしれないけれど、そんなに簡単でいいのかと考えた。そうではなくて、映画の中のちょっとしたところでそういうコミカルな部分を見つけてもらって、天海は面白いかもと思ってもらいたい。「クール」とはよく言われるけれど、そうやって少しずつ崩していけたら。

中村氏「私はいままで下は18から上は94歳までいろんな女優さんに会いましたけど、今日は一番どきどきしています。」

あまみさん「んまー、ありがとうございます。客席に向かって)次も同じこと言ってたら注意してください。」客席、笑。

 

お客さんからのQ&Aコーナー。

・挫折はありますか

挫折って認めてしまったらそれは挫折になってしまう。だからわたしは「これは明日へのばねなんだ」といいきかせている。今日より明日の方が、人間強くなっていると思うので。

・学生になったら何をしたいですか

コンパやりたい。キャンパスライフっていいですよね。

・マイブームは何ですか

趣味はないけれど、強いて言えばお香とイラストロジック。イラストロジックはこれをやっているときはこれだけに集中するから良い。ストレス解消になっているのかも。

 

終了。ありがとうございました!と言って手をふりつつ去るあまみさん。

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はい、こんな感じ。素敵だった。これ生で見たら感動して興奮して勉学に励めなかったと思うよ。

ツッコミの鋭さとか、頭の回転の速さとか、本当に素晴らしい。客席でピピっと何かが鳴ったとき即座に「誰ですか」「電源はきっといてくださいよ」と軽く言えてしまうあまみさん。お客さんからの質問をなかなか選べず沈黙の中村氏に「…長いですね、つなぎましょうか」といってやおら大隈講堂を褒め始めるあまみさん。「…たくさんの有名な方がいらしたそうで、歴史の重みを感じています」と紀行番組のナレーターのようにしゃべって客席を沸かせるこの回転の良さよ。退場の際に最前列の女の子がお花を舞台に持ってきちゃって、あまみさんはほとんど袖に入るところだったんだけど、しばらくためらってからちゃんとお花をとってくれた。これ、多分女の子がいけないと思う(きっとこういう行為は禁止されていたと思われる)のだけれど、「あちゃー」と思っているはずの客席に逡巡する様子をみせて笑いをとってから、女の子の好意もちゃんと回収して去る格好よさ。こんな完璧な行動、とっさにできるかい。こういうところが、スターなんだよね。

ピリピリしてたらどうしようかと思っていたけれど、すごく落ち着いて笑いをとりつつ真摯に答えてくれていた。AVルームで笑いをこらえるのに必死だったもの。ウルトラマンのくだりとかさ。なんでわざわざあのタイミングでうちの大学に来てくれたのか全然わからないけれど、すごく新鮮だった。知らない話ばかりだったし、いま知っているあまみさん情報と比べるのも面白かった。いまは「ストレスはない」と話しているけれど、このときは「ストレス解消」と2回言ってるから、このときはストレスをストレスと認めていたんだなあとか。男も女も感情は一緒っていうのは、前に何かのインタビューで「わたし、女らしさとか男らしさとかわかんないんですよ」と言っていたのと重なるから、あまみさんは昔からすごくリベラルな考えだったんだなあとか。いろんな可能性を持った素材は、存分にその可能性を伸ばしていろんな方面で大きく開花しているなあとか。宝塚時代のことを、結構フランクにかつ詳細に語ってくれるんだなあとか。

 

これをね、世間一般の人は見られなくて、ここの学生しか見られないというところがすごいでしょう。激レアですよ。本当にここに入ってよかった。と友達にいったらあきれられた。

ふあーますますあまみさん大好きになった71分でした。

卒業前にもう一度見よう。

 

 

 

激レアあまみさんトークショー「etc.」1

なんと、あまみさんがわたしの大学にいらしていたという衝撃の事実。

図書館の蔵書検索システムで「天海祐希」と検索したら、映像資料で「etc.」というのが出てきてなにこれ知らないと思ったら、1998年にあまみさんが大学の講堂でトークショーをおやりになったときの映像だった。しかも8mmビデオカセット

昨日、ようやく図書館の映像視聴ルームでこれを見てきたので、記憶の鮮やかなうちに書いておく。一字一句あまみさんの言葉通りではないけれど、大体の内容を。

 

天海祐希「etc.」演劇博物館70周年記念ワセダ・カルチャートーク'98(1998.5.11)

 

講堂の檀上で、偉い先生からあまみさんの紹介があり、その後あまみさんと対談相手の中村氏(演劇評論家)が登場。客席「きゃーーーーーー!!!!」わたしも心の中で(きゃーーーーー!!!!!!)

「今日はようこそお越しくださいました。天海祐希です。」

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写真は撮れないので、拙いおえかきでご勘弁。黒くてだぼっとした不思議なスーツ?にローファーのようなお靴。髪は肩くらいの長さでやたらレイヤー入ってて不思議な髪型。(要するにあまみさんだから似合うけれど、普通じゃとても着こなせないお洋服とヘアスタイル。)前髪の分け目が最近と逆!新鮮。

・なぜ宝塚に?

ウエストサイド物語をみて、トニーの歌う「マリア」を、なぜかトニーとして歌いたかった。でも女の人がトニーやらないよなと思っていたら、中学の先生に宝塚をすすめられて、ここだったらできるかもと思った。ウエストサイドはできなかったんですけど、やめたらなんといまやってるんですよね!客席、笑。

・男役をやる気持ちはどうか

男の人も女の人も喜怒哀楽は一緒で、表現方法が違うだけ、そう思ってやっていた。大好きな俳優さんのカッコいいしぐさを真似したり。でもレット・バトラーは自分が思っていた男の人とは180度違う。どうしてここでそうするのか、とかわからなくて困った。知り合いの男優さんに聞いてみたら「そんなの俺だってわからないよ」といわれ「でも男の人だからちょっとはわかるんじゃないですか」と言ったら「わからないよ」といわれ、なーんだと安心した。それからは楽になった。雑誌のモデルさんのカッコいいポーズとかを切り抜いてストックしておいて、新しい役をやるときは、どれが使えるかなと思いながら参考にできそうな切り抜きを探していた。そういうのは楽しい。役作りが楽しいから役者をやるんじゃないかな。

・役作りについて

ロミオとジュリエット」をやることになったとき、あんなマッシュルームみたいなカツラ絶対いやだと思った。だからすんごい似合わないカツラ作ってもらったんですよ。客席、笑。髪を伸ばして、いきつけの美容院ですんごい似合わないカツラを3つくらい作ってもらった。演出の先生に「わたしカツラ似合わないんです」「髪も伸ばしたので地毛じゃだめですか、こんな風にセットできます」と言ったけれど反論の間もなくカツラつけろって言われた。ふりつけの先生の前でも同じことをいってカツラをかぶってみせたら「へ~ん!」と言われた。「ですよね、でも○○先生にはカツラつけろって言われたんです」というと「これはだめよ、私から先生に言っとくわ」と演出の先生に言ってくれて、「ふりつけの先生が言うなら」とカツラをつけなくてよくなった。やった!(ピース)と思った。結局地毛でやることになった。

 

その前にちょうど、盲腸の手術をした。先生が病室にきて「ばかやろう」っていうんですよ。「なんでこんなときに盲腸になるんだ」。あたしのせいじゃないのに…。手術した跡が痛いから、ジュリエットに手を伸ばすところで、反対の手を出していた。そうしたら初日の新聞に載ってしまった。「天海、復帰」って、おなかを押さえて反対の手を伸ばしている、ちょっといいですか。やおらマイクを置いて立ち上がり、右手を上に伸ばし左手をおなかにあてたポーズをとるあまみさん。こんなウルトラマンみたいな写真が載っちゃったんですよ。もうちょっといいのなかったのかなって。

中村氏「もうちょう(盲腸)っと、ね。」

あまみさん「(一瞬真顔で客席みつめる)んね、(舞台そでに向かって)座布団3枚お願いします!」客席、笑。

 

 

長くなるので続きはまた次回。